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鼻緒きついお草履も、鼻緒を引くことで履きやすく…

鼻緒を傷つけないように…
鼻緒がきつい…とおっしゃる場合、前緒の伸ばしで解決することが多いようです。前緒は,てで引き上げただけでは、十分に引き上げることができません。
そこで、ペンチと当て革(布でもOK)と台(木など)で、テコの原理で引き上げます。当て革は、鼻緒を傷つけないためのツールです。


手の指でグッと引き下げ。
全体がきつい場合には、道具などを使用せず、両手で鼻緒の後ツボを写真のように持って、矢印の方向に引き下げることで解決する場合がございます。
きつくて痛いお草履は,ご主人に履いていただいて伸ばしてから…という方がいらっしゃいましたが、この方法で簡単に解決していただけるかもしれません。
微妙ですが、かなりの力が必要です。

●それでもきつい…という場合には、底を開けての調整が必要に
 なります。ここをクリック


   痛いところを調整□□□きつい鼻緒を調整□□□ゆるい鼻緒を調整

ゆとりがとれるかも…

昔は、お草履やさんが、お客様の足に合わせて,一足ずつすげていましたので、痛い…というトラブルは,少なかったようです。


お草履は、ご贈答品にもよく使われたようですが、そのようなときにも、近所の下駄屋さんや草履屋さんが、簡単に調整してくれたようです。


最近では、すげ込み…という、はじめから鼻緒がついているお草履が主流になっています。


すげ込みのお草履は、誰々用…と決まっていませんから、ピシッとすげられていないこともありますので、強く引くことで、きついお草履も、ちょうどよくなったりすることもあります。


もし、きついようでしたら、お試しになってみる価値はあるかもしれません。