痛い鼻緒は、ペンチ一本で簡単に、多分、直せます。
足指に当たるところを,軟らかくすると、痛みがなくなります。
ほとんどの場合、足指(親指と第2指)の間と、指の股が攻撃されることになります。とがった道具でゴリゴリこすられているような痛みになり、ついには、履いていられない状態になります。
原因は、鼻緒の芯の堅さが、足指を攻撃すること、鼻緒の材料が固いこと、前緒がきついこと、足指が慣れていないこと…などが上げられます。
解決方法としては、前緒を緩くすることが考えられますが、単に緩くしても、当たるところは痛くなる可能性があります。
また、緩すぎると、歩きにくくなったり、歩くとやたらに疲れることにつながったりします。
…ということで、まず、鼻緒の真の角を軟らかくしてみます。
これだけで、うまくいくことがあります。
また、指股を痛くする要因として、前緒の硬さが考えられます。これは、正面からペンチなどでつまんで軟らかくすることで、少しは解決できます。それでも無理な場合には、前緒を交換する…という方法もあります。
手の指で触って,固いところをつぶします。
ペンチを用意してください。写真のように、後ろからぺんちを入れて、固いところをつぶすようにつまみます。前緒に使い部分が,より固い場合が多いので、前緒に近い部分まで、固いところをつぶしてみます。
このとき、ペンチに革・布などを巻いておくと、鼻緒にキズがつきません。(ちょっとやりにくくなりますが…)
指の股が痛いときは、ここをつぶして柔らかく…
指股の間が痛いときは、前緒を左右からペンチでつまんで、軟らかくしていただくと、痛みを解消できることになります。普段お草履を履き慣れていない方は、元々、指股が弱くなっていますので、痛く感じやすくなります。
指を前に出しすぎないようにすることで、解決できる場合もあります。指股が弱い方は、特に念入りに前緒を軟らかくしておくことをおすすめします。
★あまりクチャクチャにすると、後々履きにくくなることもありま
す。くれぐれも ご注意を…。ポイントは、やはり塩梅…という
ところでしょうか。
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